肝炎ウイルス検査

肝炎ウイルス検査が無料で受けられます

平成14年から、国の事業として肝炎ウイルス検査が実施されていました。節目健診、高齢者健診、それから会社などでの健診、こういった健診を受けなかったときに、保健所でやられる住民健診などで、肝炎ウイルス検査が無料で受けられていました。

節目健診が40歳、45歳、50歳、55歳、60歳と5年置きなので、ちょうどこの5年間で、すべての国民の方に1回肝炎のウイルスの検査を受けていただいて、B型肝炎、C型肝炎を見つけるということがこの事業の目的でした。しかし、半分も行うことが出来ませんでした。そこで、国は肝炎検診を継続しております。

豊島区では20歳以上の区民の方が無料で1回、保健所か179の豊島区医師会所属契約医療機関で受けることが出来ます。区役所に申し込み、受診券をお持ちください。

健診で肝炎ウイルス感染の可能性が極めて高いと指摘された方は

健診で肝炎ウイルス感染の可能性が極めて高いと指摘された方は、次に、東京都では都の事業で、ウイルスの量とタイプを無料で検査できるという制度がありましたが、肝炎治療医療費助成制度が始まり中止となりました。

しかし、この制度があまり知られていないということと、東京都から認定を受けた指定病院でしか、この2次健診ができないのですが、この指定病院の数が少ないということと、この検査を受けるには保健所に行って手続きをして、書類をもらって受診しないといけないことなど、非常に煩雑なことがあって、あまり利用されていなかったというのが実情です。現在、検診で陽性の方は肝臓専門医を紹介されるところまでは無料で受けられます。肝臓専門医の診療からは保険診療になります。

豊島区では、平成16年度の1年間を見ますと、健診を受ける対象の方は、節目・高齢者健診を合わせますと7万8千人ですが、健診を受けている方は、その半分以下の3万8千人足らずになってしまいます。半分以上の方は、まず健診すら受けていないということです。

そして、平成14年から17年度の4年間に肝炎ウイルスの検査を受けた方の総数は3万人弱です。そのうちでHBs抗原陽性のB型肝炎の方が1.3%、C型肝炎の方が1.3%ほど見つかっています。

診断評価を受けて治療をされているかということが問題

大事なのは、ここから先、きちっと診断評価を受けて治療をされているかということが問題で、東京都の肝炎事業の二次検診については、B型で18%、C型で16%ぐらいの方しか受診されていないという状況です。

全国調査で、平成16年度、C型肝炎のウイルス検査で陽性と出た方は1万3千名ほどいました。そのうちで調査可能だったのがその半分ぐらいで、そのうちの8割ぐらいの方は医療機関を受診しているようです。ただ、このうちの半分ぐらいの方は、かかりつけの先生のところで、肝臓専門医は受診していないということが分かりました。

そして、受診した方のうち、28%の方しか治療は受けていないのです。その治療内容も、対症療法が大部分で、インターフェロン治療は18%の方しかされていません。インターフェロン治療をしたほうがいいと思われるのに、されていない方がまだかなりいらっしゃるのではないかということが、窺えます。

肝障害を見つけるには

肝障害を見つけるには、症状がありませんから、健診で肝炎検査を受けていただくか、何らかの診療の際に検査をしていただくかということで見つけないとなかなか見つかりません。

肝炎検査は、国の事業が一応、5年間で一通りの区切りが付きましたが、まだ受けていなくて受けたいという方は多分、来年以降もできますので、とにかく一回肝炎検査を受けていただきたいと思います。C型肝炎は、日常の生活、普通の生活をしていて感染することはまずないですから、一生に一回でいいので、肝炎の検査を受けていただきたいと思います。

肝炎検査を受けて、もし、肝障害があったならば、ウイルス性の肝炎以外にも、いろんな肝臓の病気がありますので、一度、専門医の診療を受けていただいて、原因が何なのか、そのままにしておいてもいいのか、定期的に検査をしなければいけないのか、治療法として何があるのかということを、きちっと、まず評価診断をしていただくということが必要だと思います。

▼「肝炎・肝硬変について」内のコンテンツ

  1. 肝炎ウイルス検査
  2. 肝硬変に対するインターフェロンβ治療