肝臓癌(かんぞうがん)について

肝癌による死亡数

肝癌による死亡数は、現在日本では男性の場合、肺癌、胃癌に次いで3番目に多く、女性の場合には胃癌、大腸癌、肺癌に次いで4番目に多い癌です。男性が女性の2倍以上の数を占めていますが、女性が少し増えてきているようです。

肝癌死亡数は1970年代から30年間で急激に増加したのですが、ここ4、5年の間は、微増微減で、男性・女性とも、ほとんど変化のない状態になっています。

C型肝炎とB型肝炎

C型肝炎とB型肝炎では、肝癌になる年齢に違いがあり、B型肝炎の場合は少し若い40代後半から70代ぐらいまで、あまりピークはありません。C型肝炎の場合は、60代から70代にかけてピークがはっきりしています。今はピークがもう少し高齢の方にずれてきている感覚があります。

肝硬変と肝癌

肝癌は、多中心性発癌と言って、肝臓の中に、竹の子のように、癌が1つあると、あと幾つか、がんの芽が隠れていることが多いという特徴があります。そして、肝硬変という状態になってしまうと、年間に7%から8%ぐらいの方が肝癌になります。肝臓の線維化が少なければ、肝癌も出にくいということがC型肝炎では分かっています。