C型肝炎の感染と予防

C型肝炎の感染について

C型肝炎もB型肝炎もそうですが、血液を介して感染します。輸血や、昔の予防接種、入れ墨、不潔な処置でのピアスなどで感染を起こします。医療従事者の針刺し事故での感染は、C型肝炎に関しては確率的には非常に少ないです。

ただ、歯ブラシやひげ剃りなど、血液の付くものの使い回しは避けてください。それから、C型肝炎の場合は性行為での感染はまれで、夫婦間での感染も実際に起こってはいますが非常にまれです。

そして母子感染も少なく、10%ないぐらいと言われていますし、その半分ぐらいは、一過性感染で終わるとも言われています。ですから、通常の日常生活をしている中では、感染は、まず起こさないということです。

C型肝炎の予防について

予防については、B型肝炎はワクチンを打っていただくことがいいと思いますが、残念ながら、C型肝炎にはワクチンはありません。他人の血液に触れないということが最大の予防です。肝炎の方は、自分の血は自分で処理をしていただいて、傷など血が付きそうなところは覆っていただきたいと思います。

C型肝炎は、一般的には感染を起こしてしばらくしてから肝炎が進んできます。何もしないと、だいたい20から30年ぐらいで肝硬変になると言われています。最初のうちはゆっくり進行しますが、線維化が進んでくると急激に進行すると言われています。

C型肝炎は、症状がほとんどないために、感染に気付かれないというのが一番の問題で、知らない間に肝炎が進んでいってしまって、肝硬変、肝臓癌になって症状が出てから分かるという方が今でも大勢いらっしゃいます。

ですから、今、いくつかの健診で肝炎の検査が実施されておりますので、そういった健診を利用して、肝炎であるかどうかを調べて、肝炎であることが分かったら、定期的な検査を受けて、必要があれば継続的な治療を受けていただきたいと思います。