C型慢性肝炎に対する対症療法

C型肝炎の治療は原因療法と対症療法の2つがあります

C型肝炎の治療は、一般的にはウイルスを排除する原因療法と、ウイルスは排除できないけれども、ALTを下げる対症療法の2つに分けられます。

対症療法としては、ALTをできるだけ低く抑えるということが大切で、ウルソなどの内服薬や、強力ネオミノファーゲンC(強ミノ)という注射、それから瀉血といって、血を抜いて少し貧血の状態を作って鉄を減らすという方法、そして、インターフェロンを少量、長期に使う方法等があります。

強ミノについて

強ミノは、週何回か打っている方が多いと思いますが、静注でも点滴でも、効果に差はありません。ただ、一回の量を多く回数を少なく打つのと、一回の量を少なく毎日打つのとでは、同量であれば、できるだけ毎日打ったほうが効果は高いとされています。

これは、一回に多量に打っても、血中濃度が持続しないため、ずっと効いていてくれないので、なるべく回数を多く打ったほうが効果はあると言われています。それから、強ミノを打ってALTを抑えていた人のほうが肝癌の発生率が低いと言われています。

瀉血療法について

瀉血療法は平成18年、C型肝炎に保険適用になりました。鉄が肝臓の炎症を起こす原因の一つであって、鉄が多いと肝癌も多いということが言われていて、その鉄を減らすために血を抜いて、少し貧血の状態を作って肝臓の炎症を抑えるという方法です。

フェリチン値10前後を目標にして、1回200から400cc程度を瀉血して、コントロールしていきます。費用は、自己負担3割の場合、1回750円ぐらいの治療です。

血を抜く以外にも、鉄を少し控えると肝機能がよくなっていきます。一般に白い物は、あまり鉄は入っていなくて、赤い物は多いと思っていただくと簡単だと思うのですが、赤いお肉、特に内臓は鉄が多く含まれます。お魚の内臓も鉄が多いです。小魚を丸ごと食べるというのも、鉄がかなり含まれます。

それから貝類、きな粉、豆類、お豆腐なども鉄がかなり含まれています。もう1つ、鉄製のお鍋やフライパンなどで調理をすると、鉄が含まれてしまいますので、気を付けていただければと思います。